不定期思考回路

インプット&アウトプットの場として不定期発信

とある若者たちがスラム街の暮らしを肌で感じて子供に夢を与えたかったそうです

フォローリンク

 クラウドファンディング、CAMPFIRE,募金、旅行、フィリピン、スラム街、若者たち、夢を与える、就活、

タイトルの通りですが下記の若者たちはCAMPFIREでスラム街での費用をクラウドファンディングで募って資金を集めようと計画していたそうです。

 


サイトを開きっぱなしで職場へ行ってたのですが帰宅するまでの間、批判が多かったためか中止になったみたいです。サイトも存在してないようですし。

 

 

f:id:stakurow0814:20180707005437p:plain

https://camp-fire.jp/projects/view/77735

 


そのためサイト自体は記載してあった内容を確認することは困難ですが、現在もサイトをシャットダウンせず開きっぱなしの状態で放置してましたのでコピペした文章とスクリーンショットを交えてその内容をシェアしようかと。

 

 

そしてなぜ批判が多かったのか?
挑戦することに否定は無いですが今回のクラウドファンディングについては批判者の立場で語らせていただきます。

 

 

 

「批判してた人はいつかその仕返しがくる」や「お金を集めること、稼ぐことは汚いイメージを持ってるから…」なんて言ってる輩がいますが、それ以前の問題なのですよ。今回はね。

 

もくじ

 

 

サイトの記述内容

 

中止になってしまい見れなくなってしまったので下記に記載します。

長いです。

 

こんにちは!ご覧になって頂きありがとうございます!近畿大学建築学部2回生の福井勇二と申します。僕たち建築学部3人は今年の夏休みにフィリピンのマニラにあるスラム街に行ってきます!そして、現在のスラム街の現状を伝え、僕たちができることを全力でやりたいと思っています!まず、僕たちを知ってもらうために簡単なメンバー紹介をします!

 

 

(メンバー紹介 )

福井勇二 趣味は海外旅行と写真を撮ることです!将来、いろんな視点から建築を見て自分なりの建築を見つけたいと思っています!

山田亮太  旅の言い出しっぺです!この旅の中で何かを得たい!

宗村知哉 スラム街がどんなところなのか実際に見たいです!そして、世界中の人々と友達になりたいです!

ほんとにどこにでもいそうなごく普通の大学生3人。ただ、根性やる気おもしろさは他の人に負けない自信があります!そして、思ったことや体験したことは嘘偽りなく発信していきます!

 

 

なぜスラム街にいくんだああああ!

 

ある社長さんとお話しさせていただく機会があり、『君には何かひとつ足りていない気がするな。目標とか夢は?』と聞かれた時、夢は建築関係の仕事に就くこと。そんな漠然としたものでした。そんな時に社長さんから一言『海外に行け。中でも貧しいところがいいよ』と言われました。夢と海外?なんの関係?初めに聞いた時は正直、訳がわからなかったです。

 

しかし社長さんは、『建築関係の仕事に就いた後は?就職したら君の夢は終わり?その先は?仕事って誰か困ってる人のためにするってのがモチベーションになるんだよ!綺麗事のように聞こえるけどソフトバンク孫社長は、サウジアラビアって国の将来にかけて、何十億っていうお金を投資して発電所を作るんだ。それは会社の利益のためでもあるけど、サウジアラビアと提携を結んだってとこが大事なとこで、一緒に発展していくつもりなんじゃないかな。

 

 

そうやって成功していく人は誰かのためにっていう気持ちと絶対に成功させるっていう気持ちが誰よりも強い人なんだと思うよ』と言われました。

また、建築という分野で、例えばゴミの山の中で暮らしている環境が本当にあるのであれば、なぜそこにゴミ集積場を作って火力発電をしないのか。そこにある課題はいったい?ということも勉強できれば将来のビジョンの一部にも組み込むことができるかもしれない。そう思いました。

 

 

これがスラム街という場所、しかも海外のスラム街に行く理由です!!!また今回の目的の1つでもある目標をしっかり持つことに繋げることもできると思います。本当にそんな簡単に答えが見つかるとは思っていませんが、経験することに価値があると思います。みんなににスラム街に行くと言ったら、危険すぎる病気にかかるなどの批判を受けました。でも、実際に行ってみないと何で募金をしているのか、ゴミの山の中で暮らしている人はいるのだろうか、本当に危険なのか、一切わかりません!!

 

なので!今年の夏休みに約1週間フィリピンのマニラに行ってきます!!

 

今のスラム街の現状をしっかりとこの目に焼き付け、報告させていただきます!

 

そして、今回の旅でやりたいことが二つあります。それは、スラム街の子供達と会話をしたり遊びで交流し、子供たちに夢を与えることです!スラム街にはたくさんの子供がいます。子供達は、外部の人との交流が少なく遊びも限られ毎日単調な日々を過ごしています。僕たちに、夢を探すきっかけをつくってくれた社長さんのように、今度は、僕たちがスラム街の子供達に夢を与えるきっかけになりたい!と思いました。そのため、子供達に日本語や日本の遊びを教えたり、フィリピンの遊びを一緒に行うなどでスラム街の子供達に生きる楽しさと将来への希望を与えたいです!!

 

もう一つは、その活動を映像にし皆さんに届けることです!今は、映像製作もろくにできません。ですが、今回の企画をきっかけに映像作成を勉強して、すごい!!と思われるぐらいの映像を作り、今後の活動に活かしたいと思っています!僕たちの成長過程を暖かく見守っていただけると幸いです。

 

 

なぜファンディングをするのか?

 

みんなに世界の現状を伝え、フィリピンの子供達に夢を与えるんだ!!!!と言いたいところですが、、、僕たち大学生にはそれをするほどの資金がありません。

毎日コツコツバイトしてますが時間も限られていて稼げる額も限りがあります。

 

だがしかし!!!

この企画を諦めるわけにはいきません!絶対に今回の旅に行くことによって僕たちが何かを得れるという確信はあります。誰かのために!と謳うつもりはありません。だから、はっきりと言います。

 

 

今回の旅行は、誰かのためではなく僕らがやりたいからやります!

 

 

でも、欲張るなら『僕らの発言が誰かの刺激になって欲しい』そして、『いつしか僕らの存在が刺激そのものになって欲しい』と思います。というか、なります!やります!なってやります!そのために、わがままと言われても周りの意見は気にせず自分たちのやりたいことを全力でやります!!!!

 

 資金の使い道は?

3人の旅です。

航空費5万×3人=150,000円

陸移動費2万×3人=60,000円

雑費=40,000円

 

 合計=250,000円

 

 

 最後に!!!

 

僕たちはまだまだ旅も初心者ですが、今回の旅の成功をきっかけに、まだ見ぬ世界の現状を知りたいので、近い将来爆発的に発展するであろう南米アフリカなどへの旅も考えています!もちろん、現地の子供達に夢与えたいというコンセプトは変わりません!

 

 

これからの建築業界は、国内はもちろん、海外や発展途上国に市場を移していくことになると思います!そこで今回の旅、今後の旅も含めて僕たちなりに世界の現状や、なぜここに〇〇な施設を建設できないのだろう? ここにどんな建築があればこの地域の人々の生活を改善し、より良い生活をさせることができるのだろう? という課題を見つけ、自分なりの価値観を見つける、1つのきっかけとなるような経験にできればと思います!!!

 

 

大学生という身分で中々厳しいことを言っているのは重々承知です。でも!今するからこそ意味があると思っています!僕たちのこの企画を多くの人々に知ってもらい、面白い、応援してやろうという人の目に止まり、支援して頂けたら幸いです。僕たちも旅を成功させるべく、最善の努力を重ねていこうと思います。長い文章ではありましたが、貴重な時間を費やして最後まで読んで頂き、ありがとうございました!旅の成功の様子を皆様にお伝えするときにまたお会いしましょう!!!

 

 

f:id:stakurow0814:20180707092548j:plain

 

無理です。

 

そのあとのコメント欄は9割批判しかなかったわけでしてTwitterもこの通り。

 

 

 

 

f:id:stakurow0814:20180707085022p:plain

 

 

f:id:stakurow0814:20180707085038p:plain

 

 

そんな感じですがここからは個人的な解釈で何故批判が多かったのかを調べさせていただきました。

 

 

ダメだった理由①

「この旅の中で何かを得たい!」の時点で具体性がないです。
「何か」の部分を明確化する必要がありましたね。
そして「スラム街へ行けば何か変わるかもしれない」みたいな外的要素に心情の変化を求めている時点では何も変わりません。
己を変えるのは外側にヒントはあるかもしれないが答えは無い。
己の内側に答えがあるもんです。

 

 

 


ダメだった理由②


スラム街なんざグーグル先生使えば出てくるわけですし世界中の人々と友達になりたいという「ラブ&ピース思考」では無理がありますよ。
世界中の人達と友達になれるのは何らかの共通認識と地道に積み上げた信頼がないと厳しいところ。
「根性・やる気・おもしろさ」も抽象的すぎる。島国で培った根性論や精神論は海外に通用するとは限らないし、
国内ではOKだった行為が海外では法律違反の可能性がある。
そしてリア充の生活を送っていて忘れがちだか日本には撮影禁止の場所が少ないが、海外だと撮影禁止区域が多いことも忘れてはならない。
最悪の場合、日本へ帰ってこれなくなる。

 

 


ダメだった理由③


社長さんの話を聞いて感銘を受けてるのは別にイイ。
1週間では短すぎる。その短期間で得るものは「海外へ行った」か「現地の子供達とコミュニケーションを~」みたいな訳の分からないアピールを就活でしか使えないことを話すだけ。
結局は自分のことしか考えてない。
まぁ「誰かのためではなく僕らがやりたいからやります!」と言ってるんだからそりゃそうか。ていうか社長の話に感銘受けたんじゃなかったのか?

 

 


ダメだった理由④

ここが大きな批判のポイントかな?

今回の旅でやりたいことは「スラム街の子供達と会話をしたり遊びで交流し、子供たちに夢を与えること」と「その活動を映像にし皆さんに届けること」だそうですがアホかと。

 


まず「夢」って何?語るって何を?インフルエンサーや自称ブロガーの言葉に感銘を受けた内容を話すのかは不明ですが随分と上から目線であるなぁと。己の夢も定まってないのに相手に伝えることができるのか?

 

ここでも同じように「夢」が何かも不明。よく創価タレントが「私たちの商売はみんなに夢を与える商売だから」て言ってるのと同じぐらい訳が分からない。
子供達に日本語や日本の遊びを教えるにあたり現地の言葉は学んでるのでしょうか?
日本語であっても気持ちは伝わるというお花畑な思考であるなら考え直したほうがよろしいです。

 

現地の子供たちも最初からフレンドリーではありませんし、日本の子供とは別物であることも理解したほうが良い。

 

 

犯罪者の可能性もあるし、スリのプロの可能性もあるし、国からの存在を削除された子供の可能性もある。
あと「救いたい」の言葉が出てきてないですね。これはどういうことでしょうか?

 


ふたつめの「その活動を映像にし皆さんに届けること」というのは、ろくに映像制作がやったことないのに、いつ届けることができるのですか?

届けるといっても、その映像を使ってどうしたいのですか? 

 

目的は何ですか? 

目標は何ですか?

そして活動とは何ですか?


あなたたちは仮にスラム街に行けたとしても帰国後のビジョンはどうお考えなのでしょうか?

 

 


ダメだった理由⑤

 

リターンが「ポストカード」「学生旅オリジナル写真集」「旅の体験談のお話」「カメラマンやります」。ん???

ちょとまて、ちょとまて、おにーさん。そのリターンというのは誰得ですの????

 まぁ学生だからこれは仕方ないのかな…

 

 

 

賞賛する者と警鐘を唱える者

 

批判が圧倒的に多いなか賞賛する者もいる

 

 

surumechan.blog.jp

 

 

一方で警鐘を鳴らすものもいるわけで

 

 

どちらとも現地に足を運んでる生の経験者の声だと説得力が違ってくる。

 

 

 

おわりに

 

 

けっきょくのところ、中止になった原因は解りかねる。

今回のクラウドファンディングの挑戦は良い経験になっただろうし

次回のためにもっと具体性をもって望めば上手くいくはず。

まさか…ホントはただ旅行に行きたいだけというわけじゃないですよね?