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世の中には「カミングアウトしたくない人達の存在」も忘れてはならない~勇気ある告白の裏側に~

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LGBT レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー 勝間和代 カミングアウト

 

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誰もが予想だにしなかった展開。

 

勝間和代さんの告白が話題になった。

 

彼女は学生結婚を含めて2度結婚と離婚を繰り返し、3人の子どもがいる。

 

ワーキングマザー、ベストセラー作家。明快な論理でマシンガンのように言葉を乱射し、目標を達成していくパワフルな女性によるLGBTの告白。

 

LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)は「レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとった名称

 

 

彼女の勇気ある告白に感銘・共感を受ける者たちもいるし、気持ちが楽になった人たちもいるだろう。


それだけ現在は世の中の認識が変わってきている証拠なのか?

 

 


なので今回は、その情報に触れた僕の心情を語ることにした。

 

 


結論としては目次で完結しているが、自分の気持ちを掘り下げるために記載する。

 

 

 

 

 

どうでもいい。

 

僕自身、勝間和代さんに大してアンチでもないし信者でもない。

彼女の勇気ある告白について感じたのはLGBTに対して僕自身は無関心であることの他に、感想としては「で??」「だから何よ?」って感じだ。僕自身LGBTについては賞賛するわけじゃないし否定することもない。

 


僕が生まれる前とか、LGBTに悩まされた人達が世間や社会に対して、肩身が狭い思いがしてきた時代があったが現在はタレントや有名人が、少しずつ告白したりとありましたから何も珍しくなかったですし、

 

 

彼女の告白に対して違和感がなかったというか、「あ、そうですか(棒読み)」という気持ちです。

 

 

しかし、自身の他に勝間氏以外の者がLGBTの告白をしたところで勝間氏のように賞賛されるのか?

 


まず、ない!!!

 


世の中の場合は「何を言ったか?」よりも「誰が言ったか?」を重視する。

 

一般人や対して実績の無いアーティストや評論家、タレントが告白したところで賞賛はおろか無視か批判ですしね。


「理解できない」「キモイ」などの中傷や冷たい意見の嵐です。

 

簡単に言うと「性癖」なのか「性格」なのか「プライベート」なのかのグレーゾーンでもありますし世間話するにもタブーなジャンルでもありますしね。

 


なので今回賞賛されるということは時代の変化もあるんでしょうけど、あとは本人のキャリアや信頼とか、結局世間がある意味LGBTに対する理解と認知が全然広まっていなかった証拠であり、世間が受け入れる土壌が全然出来てないということじゃないかと感じました。
(異論認めます)

 


彼女の勇気ある告白により社会が「そうした愛の形もあっていいよね」と認められることは、セクシャルマイノリティが社会的に認められることへの大きな意味を持つのかもしれない。

 

 

光の世界と闇の世界は表裏一体のように

何らかの者の存在には対極の者の存在が存在する。

 


そう、こうした賞賛の声が出てくるなか

陰に隠れている者たちも存在するということも忘れてはならない。

 

 カミングアウトしたくないという人達の存在

 

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世の中には「認めてほしい」、「隠しているのがつらい」という人もいれば
プライベートなことは隠しておきたい、必要以上に知られたくないという人もいる。


例えば…

 

自分を認めてほしいという欲求が抑えきれずに話してしまう人がいるが、結局自分だけがスッキリするだけであったり、告白したことで認めてもらえた成功体験があったりするからなのか?


その人の気持ちを理解できずにいる。


しかし、LGBTであること(うつ病であることなど)を認めてほしいという欲求を持たぬ者もいるわけだ。


その人の心情としては今回とは真逆で「知られたくない」「ほっといてほしい」の気持ちが強い。


告白したことによる「メリット」が皆無で「デメリット」が多いというのもあるだろう。

 


そして下記の出来事が未だに蔓延っているからである。

 


カミングアウトには多くの壁がまだまだ日本ではある。


例えば些細なことや信頼できる仲間に、自身がゲイであることが知れ渡り、
仕事を追い詰められ最終的に自主退職することになった。
いじられキャラとして、からかわれ続けている性同一性障害の人。。
以前、とある俳優がゲイであると週刊誌でたたかれ、芸能界を引退したのも記憶に新しい。

 


差別と偏見に満ちた世界はとても悲しいことで、それをネタにしていじめやパワハラ
セクハラは許されるべきではないが、残念ながら無くならないのが事実。
徐々に徐々にしか変わっていかないし、多くの人はそう簡単に変わらない。
大多数から外れた人を受け入れられない人はたくさんいる。

 


カミングアウトすることは基本自由だ。僕が批判する権利もない。

 

 

告白したことに自身の世界は変わるのか?

自分だけ変わればいいのか?

あなたの親や友達や上司が告白した時どうするのか?

かならず褒めたたえなければならないのか?

関係が拗らせてしまうのではないか?

世の中が変わるのか?

 

 

自分とは真逆の感覚の持ち主であることを告白されたら大半の人は躊躇する。


自分の心の器がどうたら考えてしまい

「受け入れたほうがイイのか?」「受け入れないほうが良いのか?」
と今後の展開を踏まえて考えてしまう人もいなくはない。

 

余計なことを考えず素直な気持ちを述べたらよいのだが、大半は簡単には出来ぬこと。

 

ならば、無理して受け入れる必要もないし時間がたてば答えに多取り付けるから現地点での気持ちは伝えたほうが良いのかなと思う。

 

 

勝間氏の子供が現在年齢がいくつかは不明だが、子供が幼少期、思春期の場合は、
からかわれたりイジメの標的の対象になるだろうし、学校生活でなじめなくなる可能性も出てくる。

 

タレントだとスポンサーや親戚、事務所の関係を拗らせてしまうことも十分に出てくるだろう。

 


今回はLGBTの告白だったが、これは「うつ病」にも同じことが言える。


僕自身もうつ病持ちだったが両親や友達にも言ってないですしね。
告白したことの「メリット」が皆無で「デメリット」が多かったです。

 

周りの理解度も全然ないし「根性がない」「あまったれるな!」といわれ続けていたから余計にね。


おまえが周りを理解させる努力をしてこなかったからだろ!と思ってる人がいる時点でわかりあえませんからね。


最悪のパターンで会社の上司(うつ病再発させた原因)にバレて「一緒に病院行くから改善していこう」といわれ院長からは断られましたが、
仕事のミスは気にするなといっておきながらうつ病だから甘えてんだろ!」「おまえが他に働ける場所は無いからな!」「仕事ができないくせにわかってあげるのにどれだけ迷惑してるのかわかってんのか!」と「言われているうちが華」という大義名分を使ってボロクソ言ってきましたからね。


辞めた後にサービス残業未払い分を取り返しましたが(笑)

 

 

LGBT」や「うつ病に限らず他のことも同様。

誰にも打ち明けることなく隠しておきたいことは人間一つも二つもあるんですしね。

 

 

おわりに

 

今回の勝間氏の告白に対して何も気持ちが動かなかったですし、
そこらにいるリア充パーリーピーポー達が絶対関わらないであろう人間達と関わる機会が結構あったというバッググラウンドのおかげか定かではありません。

 

それに、他人のプライベートや恋愛にあんまり興味がわかないです。

 

 

恋人の相手が同性だろうと周りの目線を気にせず好きにやることが、同じ悩みを抱えている同志の気持ちを変えることができる小さな一歩ではないでしょうか?